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精神科の薬の効果とは?

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精神科の薬の効果

うつ病や強迫性障害、心配性。なんらかの恐怖症などを訴えると、精神科から薬が処方されますよね。

精神科の薬の効果とは?

精神科では患者がどんな症状を訴えても、薬の内容は大体同じようなものが処方されます。多くは神経伝達物質に働きかける薬です。

おもな神経伝達物質には以下のようなものがあります。

ドーパミン
快感をもたらす物質。楽しいことに夢中になったり、恋をしているときに出やすい。これがたくさんあると意欲的になり、積極性も出るようになる。活発をもたらしてくれる。
セロトニン
リラックスをもたらす物質。風呂に入っているときや、音楽を聴いたとき、食べているときにも出る。人によって出るタイミングはさまざまにある。これがたくさんでると心が穏やかになり、精神安定剤の役割をはたす。
ノルアドレナリン
ストレスを感じたときに出る物質。イライラしたり怒りを感じたときに出やすい。多く出るほど攻撃的になって感情の起伏が激しくなる。

一般的に、

うつ病の患者はノルアドレナリンを出す量がすくない

と言われています。そのためうつ病の薬といったら、ノルアドレナリンを多く出すための薬が多く処方されます。

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ノルアドレナリンが足らないとどうなる?

ノルアドレナリンは攻撃的な本能を呼び覚まし、戦う態勢を作り上げる物質です。

ノルアドレナリンが足らない

人間は危機を感じたとき、自分を守るために素早く動いたり、積極的になったり、神経をとがらせる必要があります。これによって外敵から身を守り、窮地を脱出しようとするのです。

ですがうつ病患者の場合はノルアドレナリンが放出されないため、自己防衛本能が足りません。つまりストレスを感じても感情が活発にならず、戦おうとしないのです。感情にやられるばかりで気持ちがどんどん沈み、マイナス思考になって自分の殻に閉じこもってしまいます。

ストレス

戦わないことはよいことだと思う人もいるでしょうが、 相手を攻撃するだけが戦うことではないですよね。

危機的な状況であるほど、状況を素早く判断したり、相手の出方を見たり、自分が置かれた立場を分析する能力も必要です。そのためにノルアドレナリンは必要なのです。

うつ病患者はそうした自己防衛本能が足らないため、まるで電池が切れたように何もできなくなってしまうのです。

ノルアドレナリンは汗と同じくらい大切なもの

ノルアドレナリンはいわゆる人間の汗と同じです。

人間の汗と同じです。

人間の身体は暑いと感じると汗を出しますよね。これは汗の水分で身体を冷やす効果があるからです。無意識に身体が熱を持ちすぎないよう、本能的に体温を調節しているのですね。

ノルアドレナリンも同じで、大量に放出されると戦闘態勢に入り、汗もかくようになります。

よく危機的状況になると冷や汗をかくといいますが、これはノルアドレナリンが大きく関係していて、身体を冷やして体温調節をして、戦いやすくしているのです。

また、ノルアドレナリンは免疫力の向上も期待できますし、ガンや生活習慣病の予防にもなることがわかっています。

だから適度にノルアドレナリンを出すことはよいことなのですよ。適度に出すためには適度にストレスを感じることも必要なのです。

毎日のほほ~んと気楽に生きていてもダメなんですね。

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ノルアドレナリンはどうやって出す?

ノルアドレナリンはストレスを感じたときに出る物質ですので、嫌なことがあれば無意識に出ているはずです。

嫌なこと

ストレスというのはとても些細なことで感じます。会社に通勤するだけでも、

  • 朝早くに起きる
  • 支度をして外へ出る
  • 時間通りの電車に乗る
  • 人ごみに入り込む

といったストレスがかかります。これらの状況を楽しんでいる人もいるでしょうが、多くは見知らぬ人に会うだけでストレスを感じるのです。

健康な人であれば勝手にノルアドレナリンは出てますので、意識的に出そうとする必要はないでしょう。ただしうつ病患者の人は、薬に頼らないとすぐに放出することはできません。

でも。
心配しなくても大丈夫ですよ!

薬に頼らなくてもノルアドレナリンが出せる

ノルアドレナリンは薬に頼らなくても出せるようになります。

ノルアドレナリン

心のあり方をすこし修正すれば、ノルアドレナリンは自然と出せます。また快感物質のドーパミンと、リラックス物質のセロトニンは、日頃のちょっとしたアクションから手軽に出せますので、その取り組みと一緒にやっていきましょう。

素直な人はこのサイトの文章を読んでいるうちに、早くも効果が出来る人もいると思います。なぜなら、

そこには「気付き」があるからです。

とはいえ、やはり心のあり方を修正するのは今すぐには難しいでしょう。

どうしても「いま1分1秒でもつらい」という人は、最初は薬の力に頼ってもよいでしょう。ですがそれはあくまで一時しのぎにしてください。かならず、薬の量をすこしずつ減らしていくことを約束してください。

薬の力に頼ろうとすると、どんどん精神がおかしくなってしまうからです。

薬の力に頼らず、自分の心の力で治していきましょう。それがもっとも最強な方法であり、感情の上下を繰り返さない秘訣なのです。

このサイトの文章を見ていれば、すこしずつ心に変化があらわれると思います。

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わたしもうつ病でしたが克服しました筆者:ヤーマ
わたしも長年うつ病でしたが克服できた人間です。わたしの体験をお話しします。
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