いじめられた場合、どうしたらいいのかわからなくて毎日つらい思いをしている人も多いでしょう。
ここではいじめを受けたときの対策と、改善方法についてお話しします。いじめられる人の特徴についてはこちらをご覧ください。
通常はいじめられた場合は家族や誰かに相談する…なんていう話が一般論かと思いますが、それができないからいまあなたはいじめられているのだと思います。
心配をかけたくない気持ちもあるでしょう。そのため、ここでは誰にも相談できない人に向けたアドバイスをさせていただきます。
なお、かなり大きないじめを受けている人はこのまま読み進めてください。
一方、軽度のいじめを受けていると感じる人はこちらからお読みください。
もしあなたが大きないじめを受けている場合、まず最初にすることは、明日は会社(または学校)を無断で休みましょう。 連絡を入れて休むのではありませんよ、無断で休むのです。
あとのことはどうでもいいです。あとのことは考えないでください。
たとえば自宅にミサイルが飛んできたらすぐ逃げますよね。ミサイルが来ている瞬間に「自宅が壊れたらどうしよう?」とか考えませんよね。あなたはいまそれに近しい境遇に立たされていることを自覚しなければなりません。
いまあなたは心の危機に直面しています。心が壊れるかもしれないのに、あとのことを気にしている場合ではありません。まずはすべての人からの連絡を遮断して、ゆっくり心を落ち着けて、ひとりになれる場所を作りましょう。
逃げると余計に悪くなる…なんて言わないでくださいね。もし悪化すると思うなら、それは逃げたあとに捕まるからですよね。捕まらなければいいんです。
ひとり暮らしの人は、家に帰ったらしばらく家から出なくていいです。実家で暮らしている人は家族の理解があればそのまま自宅にいればよいでしょう。
家族の理解がない実家暮らしの人は、自宅から逃げてしばらくホテルに泊まってもよいでしょう。お金がないなら図書館や公民館などの公共施設に逃げてください。夜間は漫画喫茶や24時間運営のレストランを利用しましょう。野宿は絶対しないでくださいね、危ないです。
そのためにはすこしのお金が必要ですね。逃亡資金はしっかり用意しておきましょう。
一度逃げたら徹底的に逃げてください。家族や会社の同僚、学校の友人などが心配して連絡をとってくるかもしれませんが、思い切って無視してください。最低でも無断で休んだその1日くらいは誰とも連絡を取らないでください。あなたは逃亡中なのですから。
さあ、逃げることができたあなたは、次のステップです。
あなたが突然逃亡したことでかならず連絡をしてくる関係者がいます。会社の同僚や、学校の教師など…かならず誰かがあなたに連絡をよこしてきます。
その人から連絡がきても、最初は無視してください。無視することであなたが苦悩していることをアピールするのです。
こんな態度でアピールするなんて子供っぽいのでは…?
なんて言わないでくださいね。あなたは徹底的に周りを無視して、周りに心配をかけまくることが大切です。
え?そんなことをしたら大問題になる?
いいんです。
ことを大きくして問題を露呈させることが大事なのです。
問題が大きくなれば、あなたの苦悩は周りに伝わります。あなたが逃げるほど、周りもその重大さをようやく理解するのです。もし問題をちいさいまま処理してしまえば、周りはあなたの苦悩を「その程度だったのか」「迷惑な奴」としか理解してくれないでしょう。
たくさんの人を巻き込んであなたの苦痛を叫ぶことが大事なのです。
何度も連絡がきたあと、あなたは素直に事情を説明していきましょう。
いじめの現状や、改善してもらうように周囲にアプローチしていきます。
あなたはもっと、会社や学校に自分の要望を伝えていくべきです。
ただこれは社会人と学生とで対処方法が変わりますので、ご自分が該当する項目を読んでください。
会社は友達を作りに行く場所ではありません。仕事をする場所なので、もし社内でいじめられているとすれば仕事に支障をきたす行為です。特定の人物にいじめられている場合は、さらに上の役職の人に掛け合い、部署移動するか迷惑行為をやめてもらうように伝えましょう。
何の対策もしてくれない会社はダメな会社なので、思い切って退社してください。不景気だから転職しにくい…などと言い訳する人がいますが、改善されないいじめに今後もずっと耐えることと、転職活動を天秤にかけたとき、どちらかが負担かを考えてみてください。
社員の年齢幅が大きい会社や、異動が多い会社、仕事にメリハリのある会社はいじめがすくない傾向がありますので、なるべく人数が多くて様々な年代の人がいる会社へ転職しましょう。
一方、女性だけの会社や、同年代が多い会社、毎日同じ仕事をこなす会社(ルーチンワーク)はいじめが多い傾向があります。詳しい理由はここでは省きます。
学生の場合は、学校を卒業することだけを考えましょう。学校さえ卒業すれば、あとはかなり自由な世界が待っています。
卒業するには出席日数だけを稼げばよいのです。最低限通えばいい日数だけ学校に行きましょう。
友達が一人もいない場合は、無理して友達を作らなくていいです。友達なんていなくても生きていけます。
信頼できる友達がいない場合は、誰にも悩みを相談しないでください。下手に悩みを打ち明けると、そこから周りにもれたりして、あなたの不安が広まってしまうからです。不安が広まると、あなたは弱い人物であると特定され、さらにいじめられるようになります。あなたは誰にも心を開かないでください。
ただ唯一やってほしいことは、表面だけでも他人と仲良くすることです。
学校というのは、集団のなかで共存していくスキルを養う場所です。社会人になったら表面的に付き合う機会はもっと増えます。どんなに嫌いな相手とも、表面でよいので適当にその場をやりすごす…そうしたスキルが求められるのです。
本当に心を許せる友達はあとでいくらでも作れます。学校内に限定しなくたって、外部に友達を作ったってよいのですよ。
学校のなかに友達がいないのなら、誰にも心を開かなくていいんです。ただ適当に他人に合わせていかないと、あなたはどんどん孤立してしまいます。
相手は友達じゃないのですから、必要以上に仲良くしないでください。
話が盛り上がってきたからといって調子にのってさらに話を盛り上げないでください。盛り上げようとするとあなたは余計なことを口走ってしまうため、嫌われる原因になります。
相手に気に入られようとしないでください。気に入られようとするとあなたは他人の顔色をうかがったり、相手に媚びを売ろうとしてしまうので、いじめられる原因となります。
自分をよく見せようと思わないでください。よく見せようとするとあなたは嘘をついてしまうので、嫌われる原因になります。
近づきすぎず、遠すぎず…そうして適切な距離感を保って付き合います。こうして交流を続けていけば、だんだんいじめはなくなっていくはずです。
学校に行くことすら苦しい場合は、思い切って学校を辞めましょう。そこで人生終わりではありませんよ。通信制高校もありますし、道はいくらでもあります。
ですが、どこへいっても新しい人づきあいはあります。あなたがどんな環境にいるにしろ、どこかで集団で共存するスキルを身につけなければならないでしょう。
家族からのプレッシャーにつぶされないでください。家族と同居している人はとくに、心配かけたくないと思うでしょう。
ですがあなたの人生はあなたのものですよ。家族の願いを叶えるために生きているのではありません。あなたが幸せになるために生きているのです。
家族の願いを叶えたいのなら、先にあなたが幸せになってください。それからです。
家族に何を言われても、まずはあなたの幸せを優先させてください。親の言うことが絶対ではありません。あなたが心で感じたことがすべてなのですから。